高橋善徳さんの北欧レポート 第7回 トレーニングのパターン
Finnish Sprint Championshipsに行って来ました。それで、まず始めに、お詫びと訂正。前回、お世話になってるクラブでは、トップの選手はいないと書きましたが、そんなことなかったです。2位にMarten Bostrom、9位にSami Hamalistoが入ってました。このクラブ強いです(スプリントだからかもしれませんが…)。
スプリント選手権といっても、なんだかそんなに盛り上がってませんでした。やっぱりWOCの方が演出は派手だったような気がします。選手のウェア(トリム)とか、ジャージとか見てて思ったんですけど、トリムテックス(TRIMTEX)社のトリムを着ている選手はまずいません。だいたいWOL(ヴォル)、Future(フトゥレ)、Aries(アリエス)、noname(ノーネイム)の4社のどれかです。ジャージも同じですかね。WOLはSuunnistjan Kauppaが独自に作っているメーカーで、Futureはスポーツ全般、nonameはここ数年人気があるみたいです。特にジャージはnonameが人気あるみたいで、割とタイトなタイプをみんな着てました。オーダーメイドできるらしく、それぞれのクラブでかっこいいジャージ着てます。
せっかくRAISIOまで来たので(なんとsprintの会場は、Fin5 2001のイベントセンターだった所)ここら辺で一番大きなマーケットに行って来ました。みたのはやっぱりスポーツ用品店。山用品を見に行くと、フィンランド一のメーカーHALTIが目につきます。HALTIはフィンランドで一番高い山で、そこからメーカーの名前をとったみたいです。はっきりいって高いです。たぶんノースフェイスとかのほうが安いくらい。
物価は日本と同じくらいか、少し高いくらいだと思いますが、スポーツ用品や電気製品なんかはすごく高価です。これから先、どうなるかはわかりませんが、海外で長期遠征をしたい人には、フィンランドはあまり向いていないかもしれませんね。幸い僕は、ただで寝泊り、食事付きですけど、それでもちょっとした食事(おかしとかアイスとか…)と大会参加費と交通費で一ヶ月2万くらいの出費(日本で生活するよりお金かかってないぞ!?)。でもOL用品買ったんでもっときてます。先は長いから、無駄使いはしないようにっと。
スプリント選手権の次の日の新聞に、ヤニラカネン、ヨニラカネン、マッツハルディンは、このあとアフリカに行ってトレーニングすると書いてありました。そうです、高地トレーニングです。2000m級の山に行くと書いてありましたが、日本だったら割と簡単にそういうトレーニングできそうですね(菅平とか…)。

図7-1 スプリント選手権を伝える新聞

図7-2 新聞に載っていたイラスト
僕の住んでいる家の主人はARIですが、彼は1995年にフィンランドのクロスカントリースキーでランキング5位までなった人です。今から8年前ですから、ARIが29歳のときです。彼は、LAHTI(フィンランドスキーのメッカ)の出身で、幼いころから獲得したメダルは400を超えます。今はほとんど引退状態で、家族を一番に考えるいいパパです。彼にはトレーニングのことをいろいろ聞いています。
僕が日本にいる時、雑誌で見た宮塚氏(プロアスリート)と同じようなトレーニング内容でした。それは以下のようなものです。

4週で1ターム。はじめの3週はだんだん量があがる。4週目で落とす!のくり返し。
全体として練習量は上がっていく。(time)
週の半分はRed(70%以上)の負荷でやる。
長距離(長時間のトレーニングの場合)はサイクリング、ローラースキーなどでも可。
スピードトレーニングはインターバルが中心。
日本だと、何日に何km走り込んで、何日は休んで…、とかの考え方が主流(?)だと思います(陸上関係者に意見を聞かないとわからないけど…)。しばらく僕は上の考え方で、トレーニングしたいと思います(実は1月からその雑誌を読んでやってたりして…)。ARIに僕のトレーニングデータを見せたら、12月、1月にこんないいトレーニング出来ているのに、どうして2月は階段になっていないんだ…と言われました。まあしょうがないですね。
ハンネとビョルナーのHPみたときも同じようなグラフがあったんで、欧州では一般的なんだと思います、このプログラム。5年間やればお前もチャンピオンだぜ、といわれました(増加し続けられればという意味だと思う)。まあとりあえずやってみます。
2003.June.3
Yoshinori Takahashi